半僧坊祭
概要
毎年4月17日は半僧坊の大祭の日で境内は一般に開放され近隣法類のお練りや稚児行列などがある。境内を雅楽の音が鳴り響き荘厳な雰囲気をかもし出しています。
また行政主催の伊豆殿行列をはじめ、大門通り参道の500あまり軒を連ねた各種露店や植木市が、お祭り気分を盛り上げております。例年3万人以上の見物客で賑わう、地域一番のお祭りとなっています。
半僧坊の由来 半僧坊は静岡県にある臨済宗方広寺の鎮守、半僧坊大権現がその源となっております。明治27年、十九世玉圓(ぎょくえん)禅師の代に平林寺に勧請(かんじょう)されました。
半僧坊の由来について『奥山半僧坊縁由記』には「・・・時として奇怪な風体の山の神化し、霊妙摩訶不思議の神通力を持つ守護神なり・・・」とある。
この半僧身の容姿をした老翁の霊験はそののち、近郷近在まで聞こえ、庶民の素朴な悩みをも消除するとして崇拝された。のちに禍転じて利益をなす半僧坊の信仰は次第に拡大し、関東までも拡がったとのことです。

(藤井孝文氏著:平林寺ガイドから抜粋)

半僧坊祭の雅楽
半僧坊祭の境内
参道の賑わい